古布の復刻にこだわる理由

モダンアンテナが古布の復刻にこだわる理由。
それは、モダンアンテナが着物を作ろうと思った「原点」であるから。


モダンアンテナ代表の平山佳秀が、3DCGDTP デザイン、印刷、プリンター出力、WEB デザイン、映像制作、空間デザイン・・・
などなど、デザイン畑にどっぷりつかり生活していたある日、
嵐山の実家に帰った時に古布コレクターであった母親が古布のメンテナンスをしており、
ふっと見た瞬間、大好きなモダニズムデザインやアールデコ、ロシアアバンギャルドなどの
ポップで素晴らしい図案がそこにはあり、胸をわしづかみにされてしまった。

 

実家が京都有数の引き染め工場であり、父は京都屈指の引き染め職人であったのだが、着物に魅力を

感じたことは無かった。
しかしこの洗練された古布のデザインたちを見れば見るほど、
着物に「ファッションとしての可能性」 を感じたのである。

 

この数々の名も無き「大正、昭和初期」の名作たちは、版元も不確かで、
現品が無くなればそこで終わってしまう儚い物であることを知り、
今まで培ってきたグラフィックデザインのノウハウを生かし、復刻をしようと決意。


 

「 この世から消えてしまうには惜しい!」 と感じた昭和初期までの古布柄の中から厳選し、手描き友禅、型染、プリンターなど、技法、素材を問わずにその柄の特性に合わせて技法を選び、復刻、アレンジを始めたのである。 コンピュータを駆使し、いかにアナログに近づけるか、それを超えることができるのかという挑戦でもあった。
今でこそ復刻柄が増えたが、当時は復刻を行っていた者も少なく、まさにパイオニアであった。

 

モダンアンテナが復刻する際は、まず、図案をじっくり見て学ぶことから始まる。
図案を描いた作家が表現したかった物は何か。 構図、色、モチーフ、ひとつひとつ丁寧に目で追う。

それは、「表現者」 に敬意を払っているからに他ならない。
ありえないことではあるが、もし今は亡きその作家が生き返ってきたときに、自分の作った作品以上の物だ!と言ってもらえるようなものを作りたい。

それらを今期の復刻シリーズにおいて、全力で表現している。 そのために、モダンアンテナならではの拘りで復刻作業を行った。


実物を見ていただけると、まるでタイムスリップしたように感じていただける事でしょう。

 

 

TOPへ